ウェブアプリケーションでデータを管理するためには、データベースとの連携が必要です。この記事では、PHPとMySQLを連携させる基本的な方法について初心者でも分かりやすく解説します。
MySQLデータベースへの接続
PHPからMySQLデータベースにアクセスするには、まずデータベースへの接続が必要です。mysqli_connect関数を使用して接続します。
<?php $host = "localhost"; $username = "root"; $password = "password"; $database = "mydatabase"; $conn = mysqli_connect($host, $username, $password, $database); if (!$conn) { die("データベース接続エラー: " . mysqli_connect_error()); } ?>
この例では、ホスト名、ユーザー名、パスワード、データベース名を指定してデータベースに接続しています。
クエリの実行と結果の取得
接続したら、SQLクエリを実行してデータベースとやり取りします。mysqli_query関数を使用してクエリを実行し、結果を取得します。
<?php $query = "SELECT * FROM users"; $result = mysqli_query($conn, $query); if ($result) { while ($row = mysqli_fetch_assoc($result)) { echo "ユーザー名: " . $row['username'] . "<br>"; } } else { die("クエリ実行エラー: " . mysqli_error($conn)); } ?>
この例では、usersテーブルからユーザー名を取得して表示しています。クエリの実行エラーがあれば、エラーメッセージを表示して終了します。
データベース接続のクローズ
データベースとの操作が終了したら、接続をクローズすることが重要です。mysqli_close関数を使用して接続を閉じます。
<?php mysqli_close($conn); ?>
接続を閉じることで、リソースを解放し、セキュリティを向上させます。
エラーハンドリング
データベース連携ではエラーハンドリングも重要です。接続エラーやクエリの実行エラーを適切に処理することで、アプリケーションの安定性を確保できます。mysqli_error関数を使用してエラーメッセージを取得できます。
<?php if (!$result) { $error_message = "クエリ実行エラー: " . mysqli_error($conn); // エラーをログに記録するか、ユーザーに表示するなどの処理を行う die($error_message); } ?>
まとめ
この記事では、PHPとMySQLを連携させる基本的な方法について説明しました。データベースへの接続、クエリの実行と結果の取得、データベース接続のクローズ、エラーハンドリングの重要性について学びました。これらの基本的な知識を活用して、データベースと連携するウェブアプリケーションを開発できるようになるでしょう。